3/22/2014

ジョン・コルトレーン〜私は聖者になりたい〜(ISBN:978-4-86020-283-5)を読み終えて...

ジョン・コルトレーン〜私は聖者になりたい〜(ISBN:978-4-86020-283-5)を読み終えて...

ジョン・コルトレーン〜私は聖者になりたい〜
(ISBN:978-4-86020-283-5)


いや〜、久しぶりにおもしろかったです。
訳者あとがきにも書かれているように、
全体が2つのパートに分かれていて、
第1部では、
こるトレーンの音楽の変遷が
クロノジカルに追われている。
第2部では、
それが周囲に与えた影響が
様々な視覚から、論じられている。

私は、第2部が非常におもしろかった。

そもそも、こるトレーン自体、1961年のドルフィートやった、
"Live at Village Vangard 1961"以降は、あまり聴く気になれずにいた。
食わず嫌いと言われれば、それまでだけれど、
私の中では、自分の好きなJazzのスタイルがあって、
そこから抜けきれずにいるような感じ。
あくまでも趣味の世界なので、それでもいいと思っている。
それに、Jazzの世界が深すぎて、どこまで行っても、
終わりがない...>私の好きなスタイルでも...

そんなわけで、今回、この第2章を読んで、
納得できる部分もあるけれど、
コルトレーンの呪縛から(やっぱり)抜けきれない、
研究し尽くせない部分もある(?)ように感じた。
それだけ、コルトレーンは偉大で、「聖者に近づいた」のではないかと思う。

一読することを、おすすめします。